ガンプラ塗装方法
墨汁でガンプラにスミ入れ、墨だけに
墨汁でスミ入れをするメリット
- プラパーツが割れる心配は無い
- 匂いがきつくないのでお子様にも安心
- 水で拭き取れる
- 安あがり!
今回はガンプラのスミ入れに墨汁を使ってみました。
そうです習字の時に使う墨汁です。
一般的にはエナメル塗料でスミ入れし、綿棒などにエナメルシンナーを付けてで拭き取りますがプラパーツにエナメルシンナーが浸透して割れたりします。
しかし墨汁だと水で拭き取れるんでこの心配は無くなるということです。
早速、検証してみたんでどうぞ~
用意するものは
- 墨汁(書道液って書いてますが墨汁です、ダイソー製)
- 筆(細いものが良いです)
- 綿棒
- ティッシュ1枚
- スミ入れしたいパーツ
最初はエアブラシで塗装済み(ラッカー系)のガンキャノンの手首パーツに墨汁でスミ入れしてみました。
墨汁がプラパーツに弾くような感じでちょっと塗りずらいですがやってやれない事は無かったです。
このあとドライヤーでささっと乾燥させました。
次は綿棒に水を染み込ませてティッシュの上でコロコロ転がして余分な水分を取ります。
拭き取った画像が左の手首パーツです。
綿棒がすぐに黒くなって綺麗に取れなくなるので3本くらい使いました。
綿棒が入らないような溝は面相筆に水を少しつけて拭き取ってみました。
特に悪くないと思うのは私だけでしょうか?^^
次は成形色のパーツに施してみました。
右が墨汁で
左がタミヤ・スミ入れ塗料(ブラック)
スミ入れして綿棒で拭き取った状態です。
やっぱり作業性は普通にエナメル塗料でスミ入れした方がパーツへの食いつきが良いのと拭き取りが楽でした。
次にエアブラシでフラットクリアーを吹きました。
右が墨汁
左がエナメル塗料
墨汁仕様^^
このあと歯ブラシで擦ってみましたが墨汁が剥がれることはありませんでした。
クリアーの塗り方は最初に※砂吹きして乾いたら普通に塗りました。
※砂吹きとは若干遠くから軽くさらっと吹く感じです。少量(説明が難しい・・・) 最初からドバっと塗ると墨汁がクリアーに負けて溶けて滲むかもしれないので。
まとめ
スミ入れというとエナメル塗料が一般的ですが、デメリットとしてプラパーツが割れやすいというのがあります。
最近だとウェザリングカラーという油彩の塗料が発売されていてそちらを使うと割れの心配がほぼ無くなりますので用途によって使い分けると良いと思います。
墨汁でのスミ入れはほぼ紹介されていないと思いますが如何だったでしょうか?
実はこの方法は私が今から20年か30年か忘れましたが、ガンプラ制作に返り咲いた時に「スミ入れってどうやんのかな?」って自分で考え抜いてスミだから墨だなってやってみた方法でした。
でも、その後雑誌でラッカーで塗った後にエナメルでスミ入れすると下地のラッカーが取れることなく綺麗にスミ入れ出来ることを知り「何だ違ったのか」とそれ以来考えもしなかったのですが、何となく思い出したのでもう一度検証してみました。
模型制作には正解は無いと思います。
塗装などでも間違ったり失敗した時にハッと気づく時があります。
それをあえてやってみると新しい表現が出来たりして、新しい自分だけの技術が生まれたりします。
模型は楽しいですね~
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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